器質性月経困難症(子宮筋腫・内膜症・腺筋症等が原因)の一部や、機能性月経困難症(明らかな疾患はなく強い子宮の収縮が原因)は低用量エストロゲン・プロゲスチン配合剤(低用量ピル)や黄体ホルモン療法(ジエノゲスト、子宮内黄体ホルモン放出システム)の保険適応となります。
月経血量を減らすことや、PMS(月経前症候群)の改善にも効果があります。
ご相談ください。
子宮筋腫
子宮の筋肉層に良性の腫瘍ができる病気で、35歳以上の女性の25~30%に見られる頻度の高い疾患です。
内診・超音波検査で診断します。
位置や大きさにより症状が異なり、定期的な検診をお勧めします。
薬での治療もありますが、状況によりMRI検査や手術をお勧めすることがあります。
子宮内膜症
子宮内膜に似た組織が子宮内腔以外の場所にできてしまい、月経を重ねるごとに強くなる月経痛、骨盤痛、性交痛などがみられます。不妊症の原因になることがあります。
問診・内診・超音波検査・血液検査で診断します。
痛みの程度や、病巣の大きさ・すぐに妊娠を希望するかどうかによって治療法が異なります。
対症療法、手術療法、ホルモン療法などがあります。